◎NZはイギリスの旧植民地であり、英連邦加盟国のひとつである。
2023年5月1日/ニュージーランド、首都ウェリントン、ヒプキンス首相(Mark Mitchell/New Zealand Herald)

ニュージーランドヒプキンス(Chris Hipkins)首相は1日、個人的には共和制への移行に賛成するが、首相として推進するつもりはないと表明した。

ヒプキンス氏は今週ロンドンで行われるチャールズ国王(King Charles III)の戴冠式に出席する。

NZはイギリスの旧植民地であり、英連邦加盟国のひとつである。君主はチャールズ国王、総督が代理を務めるが、総督の役割は儀礼的なものに過ぎない。

多くの旧植民地と同様、NZもイギリス(英王室)の憲法上の役割について議論している。

バルバドスは2021年に共和制に移行。ジャマイカは昨年、独立を目指すと表明した。

オーストラリアは今年2月、英君主を新紙幣のデザインに採用しないと発表したが、新硬貨にはチャールズ国王が使用される予定だ。

アーダーン(Jacinda Ardern)前首相は以前、「NZはいずれ共和制に移行すると考えているが、優先順位は高くない」と述べていた。

ヒプキンス氏は記者団に対し、「イギリスとNZの憲法上の取り決めはうまく機能しており、共和制の議論を加速させることに興味がない」と述べた。「これは国民で議論して決めることであり、現在、国民の大多数がこの議論より他の政策や課題に興味を示しています...」

ヒプキンズ氏は今回の訪問でチャールズ国王と会談する予定と明らかにしたが、会談の内容については明言を避けた。

ヒプキンスはロンドン滞在中、スナク(Rishi Sunak)首相とも会談する予定だ。

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