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マレーシア、ミャンマー難民の帰還を9月29日開始、約1500人が第1陣

マレーシアにはミャンマーから逃れてきた多数の難民が暮らしており、とりわけロヒンギャを巡っては、長期化するミャンマー情勢を背景に人道問題が深刻化している。
2023年11月20日/インドネシア、スマトラ島北部アチェ州、ロヒンギャ難民(Rafka-Zaidan/AP通信)

マレーシア政府は27日、国内に滞在するミャンマー難民の自主帰還プログラムについて、第1段階の帰還を9月29日に開始すると発表した。最初の対象となるのは約1500人で、内戦が続くミャンマーへの帰還を希望する人々を段階的に送り返す予定である。今回の措置はマレーシア国内で難民と地域住民との緊張が高まる中、政府が問題の解決を急いでいることを示すものだ。

マレーシアのアンワル(Anwar Ibrahim)首相は先月末、ミャンマー側が約5000人のロヒンギャ難民を受け入れることで合意したと説明していた。マレーシアにはミャンマーから逃れてきた多数の難民が暮らしており、とりわけロヒンギャを巡っては、長期化するミャンマー情勢を背景に人道問題が深刻化している。

一方、帰還には安全面で大きな懸念が残る。マレーシア政府は今月初め、帰還後に生命が危険にさらされると判断した場合、送還を実施しない方針を示していた。対象者について安全性の確認を進めたうえで、本人の意思に基づく帰還を進めることが重要となる。

今回の計画が実際に進めば、マレーシアに滞在するミャンマー難民の処遇を巡る大きな転換点となる。ただし、帰還先の治安や生活環境が十分に確保されなければ、帰還した人々が再び危険にさらされる可能性がある。また、難民の意思がどこまで尊重されるかも重要な論点となる。

マレーシア政府にとっては、国内の社会的緊張を抑えながら人道上の責任を果たすという難しい課題が続く。9月29日に始まる第1陣の帰還が安全かつ円滑に実施されるか、さらに約5000人を対象とする計画へどのように拡大するのかが今後の焦点となる。

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