◎地元メディアは州警察関係者の話として、「テロの可能性は低い」と伝えている。
インド、東部アルナチャルプラデシュ州の係争地近く(Getty Images)

インド軍は12日、北部の軍事施設内で発砲事件が発生し、兵士4人が死亡したと発表した。

事件はパキスタンと国境を接するパンジャブ州の陸軍基地内で発生したようだ。

陸軍は声明の中で、「即応部隊が対応した」とだけ述べ、それ以上の詳細は明らかにしていない。

地元メディアは州警察関係者の話として、「テロの可能性は低い」と伝えている。

パンジャブ州ではシーク教の新年の祭り「バイサーキー」を14日に控え、緊張が高まっている。

パンジャブ州はシーク教徒をめぐる混乱の震源地である。1980年代には流血の反乱。1984年には当時のガンジー(Indira Gandhi)首相がニューデリーの公邸でシーク教徒の護衛に暗殺される事件が発生した。この事件はシーク教徒の弾圧に発展した。

インド政府は隣国パキスタンがシーク教徒を利用して係争地カシミール地方とパンジャブ州の反乱を支援していると非難している。

パキスタン政府はこの主張を否定し、インド政府がシーク教徒への暴力を煽っていると非難している。

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