◎就任式には近隣7カ国の首脳、政府高官、ボリウッドのスターなど、数千人の要人が出席した。
インドのモディ（Narendra Modi）首相が9日、首都ニューデリーで就任宣誓を行い、異例の3期目をスタートさせた。
就任式には近隣7カ国の首脳、政府高官、ボリウッドのスターなど、数千人の要人が出席した。
モディ氏は宣誓の数分前、X（旧ツイッター）にコメントを投稿。「この国に仕えることができて嬉しい」と書き込んだ。
国会前に集まった聴衆はモディ氏の名前が読み上げられると歓声を上げ、「モディ、モディ」と唱えた。
宣誓を終えたモディ氏は演説で、「憲法を遵守し、国民のために働く」と誓った。
6週間にわたる世界最大の総選挙の開票作業は今月4日に行われ、与党・インド人民党（BJP）率いる連立政権が過半数を獲得。しかし、地元メディアの出口調査で見込まれたような圧勝とはならなかった。
BJPは下院543議席中240議席を獲得。過半数の272議席を大きく下回った。前回2019年の選挙では303議席、前々回も単独過半数を獲得していた。
一方、国民会議派率いる野党連合は232議席を獲得。予想を大きく上回り、BJPに完敗するという報道を見事に覆した。
モディ氏は数日中に閣僚人事を公表する予定だ。
