パキスタン首都の病院で火災、新生児14人死亡、安全対策に批判
火災は早朝、3階の新生児病棟で発生した。
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パキスタンの首都イスラマバードにある国立病院で26日、火災が発生し、新生児14人が死亡した。火災が起きたのはパキスタン医科学研究所(PIMS)の母子医療部門で、当時、15人の新生児が病棟にいたとされる。病院によると、医師らが1人を救出したものの、残る14人は助からなかった。
火災は早朝、3階の新生児病棟で発生した。消防当局によると、空調設備の爆発が出火原因とみられており、新生児の多くが保育器に入っていたほか、酸素供給を受けていたため、酸素濃度の高い環境が炎の急速な拡大につながった可能性がある。消防隊が消火に当たり、数時間後に鎮火、延焼は免れた。
救助活動では、消防隊員がはしごを使って病棟に入り、窓を破って新生児の救出を試みた。親たちが子どもの安否を求めて病院に集まり、火災後には病院の防火設備や緊急避難体制に問題がなかったのかを問う声が相次いだ。報道では、非常口や避難経路など安全面の不備を指摘する証言も出ている。
シャリフ(Shehbaz Sharif)首相は犠牲者の遺族に哀悼の意を示すとともに、保健省高官を更迭し、火災原因と病院の安全管理体制を調べる調査委員会を設置した。
今回の惨事はパキスタンの公立医療施設が抱える老朽化や設備不足、緊急時の対応能力という問題を改めて浮き彫りにした。原因究明だけでなく、同様の悲劇を防ぐための防火設備と避難体制の改善が求められている。
