旅客バスと石油タンクローリーが正面衝突、16人死亡 インドネシア
事故は南スマトラ州内の幹線道路で6日の正午過ぎに発生。地元当局によると、バスが対向車線にはみ出し、タンクローリーと衝突したという。
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インドネシア西部スマトラ島で6日、旅客バスと石油タンクローリーが正面衝突し、少なくとも16人が死亡、4人が負傷した。バスは衝突後に炎上し、多くの乗客が車内に閉じ込められた。
事故は南スマトラ州内の幹線道路で6日の正午過ぎに発生。地元当局によると、バスが対向車線にはみ出し、タンクローリーと衝突したという。バスには少なくとも17人が乗車していたと伝えられている。
地元テレビ局は目撃者の話しとして、「事故直前にバスの車体から火花のようなものが出ていた」と伝えている。
事故原因については明らかになっておらず、警察が目撃者や関係者から話しを聞いている。
衝突の衝撃でバスとタンクローリーは激しく炎上し、黒煙が立ち上った。消防隊が出動して消火・救出作業を行ったものの、警察によると、バス側で運転手と乗客13人、タンクローリー側で運転手と助手の2人が死亡した。遺体は激しく損傷していたという。
一方、4人の乗客が生還し、近隣の医療施設へ搬送された。このうち3人は重度の火傷を負っているという。警察が乗客名簿の確認作業を進めているが、焼損が激しいため身元確認には時間がかかる可能性がある。
現場映像では、道路上に黒く焼け焦げた車体の残骸やねじ曲がった金属片が散乱し、消防隊員が放水を続ける様子が映っていた。事故後、道路の一部区間が通行止めとなり、長時間にわたって渋滞が発生した。
インドネシアでは交通事故による死者が後を絶たない。道路の整備不足や車両の老朽化、速度超過、過積載などが慢性的な問題となっているほか、地方では安全基準が十分に守られていないケースも多い。世界保健機関(WHO)によると、同国は東南アジアでも交通事故死亡率が高い国の一つとされる。
インドネシアでは先月末にも首都ジャカルタ近郊のブカシで列車事故が発生し、多数の死傷者が出たばかりで、公共交通の安全性に対する不安が広がっている。今回の事故を受け地元メディアや市民の間では、バス会社への監督強化や危険物輸送車両の運行規制を求める声が高まっている。
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