ベトナム当局、アフリカから密輸された象牙1.2トン押収
密輸品を積んだコンテナ3個は7月9日に港に到着した。
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ベトナム当局がアフリカから違法に持ち込まれた象牙約1.2トンを押収した。国営メディアが13日に報じた。それによると、象牙は中部ザライ省の港で見つかった。象牙は木材の中に巧妙に隠されていたという。
押収された象牙は計221個、重さは1193キロに上る。当局は今回の事件について、絶滅危惧種の保護に関する規定に違反した疑いで刑事捜査を開始した。
密輸品を積んだコンテナ3個は7月9日に港に到着した。税関手続きの際に検査が行われ、木材の中から大量の象牙が見つかった。さらに同じ貨物から、トラなどの大型ネコ科動物のものとみられる骨79.3キロも見つかった。こうした動物の骨は粉砕され、伝統的な中国医学に利用されることがある。貨物はコンゴ共和国から輸送されたとみられており、当局は密輸に関与した人物や経路などを詳しく調べている。
象牙の国際取引はワシントン条約(CITES)によって禁じられている。ベトナムも同条約の加盟国だが、同国はアフリカからアジアへ違法な野生動物製品を運ぶ中継地点の一つとなっている。密輸された象牙の多くは中国に転送される一方、ベトナム国内や東南アジアでも需要が存在する。象牙の密輸はアフリカゾウの密猟を助長し、個体数減少につながる。
ベトナムでは過去にもこのような摘発例がある。過去10年間では中部ダナンや北部ハイフォンの港で7トンを超える象牙が押収された。2023年にもハイフォンなどでアフリカから密輸された象牙600キロ超が押収された。
今回の事件は国際的に取引が規制されている野生動物製品が、木材など合法的な貨物に紛れ込むことで国境を越えている実態を示した。ベトナム当局には密輸品を押収するだけでなく、アフリカ側の供給源からアジアの最終的な需要地まで続く犯罪ネットワークを特定し、摘発することが求められている。
