ベネズエラ野党指導者マチャド氏、3度帰国を試みるも失敗、ロドリゲス暫定大統領はトランプ氏と会談
マチャド氏の帰国が実現すれば、米国が支援するベネズエラの政治移行協議に新たな要素が加わることになる。
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ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏が22日、24時間で3度帰国を試みたものの、いずれも実現しなかった。マチャド氏の側近が明らかにした。それによると、海路と空路を使った今回の試みは、約9カ月前にベネズエラを秘密裏に離れて以降、7回目の失敗となった。本人は今回の動きについてコメントしていない。
一方、ニューヨークでは22日夜、ベネズエラのロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領がトランプ(Donald Trump)大統領と会談した。国連総会に合わせた会談で、トランプ氏とロドリゲス氏が直接会うのは、米軍が今年1月にマドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領を排除して以降初めてとなった。ロドリゲス氏は会談後、米国との関係を対話によって進展させる考えを示した。
ロドリゲス暫定政権と米国の接近は、ベネズエラの政治移行を巡る構図にも影響を与えている。ロドリゲス氏の代表団はエネルギーや鉱業、債務などを巡る協議を進めており、先月には米国とベネズエラの間で石油資源を巡る合意も結ばれた。ロドリゲス氏は今回の訪米を、エネルギー、鉱業、安全保障などで両国関係を強化する機会と位置付けている。
これに対し、昨年末にノーベル平和賞を受賞したマチャド氏は帰国して政治活動に復帰する意向を繰り返し示してきた。マチャド氏は2024年の大統領選を巡る混乱後、国内で身を隠して活動を続け、昨年末に国外へ脱出。今年6月の地震後にも米政府関係者から帰国を延期するよう求められたとされ、米政府が帰国に慎重な姿勢を示していることが今回の背景の一つとなっている。
マチャド氏の帰国が実現すれば、米国が支援するベネズエラの政治移行協議に新たな要素が加わることになる。一方、トランプ政権とロドリゲス暫定政権の関係強化が進む中、野党勢力を含む政治体制の今後や、自由な選挙の実施時期を巡る協議が焦点となっている。
