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ベネズエラ野党指導者マチャド氏、帰国を検討、トランプ政権との距離が焦点に

マチャド氏は2024年の大統領選をめぐり、野党側の中心人物として活動した後、身を隠して生活していた。
2023年10月26日/ベネズエラ、首都カラカス、大統領予備選で勝利したマチャド氏(Ariana Cubillos/AP通信)

ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏が帰国を検討している。ロイター通信によると、マチャド氏は帰国する意向を示しているものの、トランプ米政権は帰国が米国主導の政権移行計画を混乱させる可能性を警戒しており、両者の間には温度差が生じている。マチャド氏は現在パナマに滞在している。

マチャド氏は2024年の大統領選をめぐり、野党側の中心人物として活動した後、身を隠して生活していた。昨年末にはノーベル平和賞の授賞式に出席するため国外へ移り、その後もベネズエラへの帰国を繰り返し表明してきた。

今年1月にマドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領が米国の軍事作戦によって排除された後にも帰国の意思を示したが、6月に発生した大地震を受け、米当局から帰国を延期するよう非公式に求められたという。

現在のベネズエラでは、マドゥロに代わってロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)氏が暫定大統領を務めている。トランプ(Donald Trump)米大統領はロドリゲス氏への支持を繰り返し表明しており、米国が支援する政治体制再編に向けた協議にも、マチャド氏の政治勢力は参加していない。協議は将来的な選挙を見据え、野党の一部と暫定政権の間で進められている。

マチャド氏の帰国は、今後の野党勢力の位置づけにも影響する可能性がある。関係者によると、同氏はまず米国を訪問した後、ベネズエラに戻る案を検討している。ただし具体的な日程は決まっておらず、米政府との調整がどこまで進んでいるかも明らかになっていない。

一方、マチャド氏への支持には変化もみられる。ブルームバーグの調査では、ベネズエラに関係する15人の政治家の中で同氏の支持率は最も高かったものの、8月は53%で、7月の72%から低下した。地震後の混乱や政治情勢の不透明さ、帰国延期などが影響したとの分析が示されている。

マチャド氏が実際に帰国すれば、米国が進める移行協議と野党勢力の関係が焦点となる。今後は同氏がどの時点で帰国するのか、また帰国後に選挙実施をめぐってどのような政治活動を展開するのかが注目される。

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