ベネズエラ最大空港、地震から約10週間ぶりに一部再開、復興への一歩
6月24日の地震はマグニチュード7.2と7.5を記録、わずか39秒の間隔で相次いで発生した。
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南米ベネズエラの首都カラカス近郊にあるシモン・ボリバル国際空港が9月1日、6月24日に発生した大地震による閉鎖から約10週間ぶりに、商業便の運航を一部再開した。同空港は滑走路や管制塔、旅客・貨物施設などに大きな被害を受け、国内外の航空便が長期間にわたって別の空港へ振り替えられていた。今回の再開は、地震からの復興と国内の交通網正常化に向けた重要な一歩となる。
6月24日の地震はマグニチュード7.2と7.5を記録、わずか39秒の間隔で相次いで発生した。ベネズエラでは100年以上ぶりとなる大地震となり、ラグアイラ州を中心に甚大な被害が発生。6500人以上が死亡し、1万8000人余りが住居を失ったとされる。被災地には空港や国内最大級の港湾施設も集中しており、地域経済への影響も大きかった。
空港の本格的な修復にはなお時間が必要なため、今回の再開では駐車場に約1万平方メートルの仮設施設が設けられた。チェックインカウンター、空調付き待合室、無料Wi-Fi、医療設備、トイレなどを備え、1日最大2168人の旅客に対応できるという。旅客は仮設ターミナルと航空機の間をバスで移動する方式となる。
9月1日には国内線7便と国際線4便の往復運航が予定され、パナマのコパ航空やスペインのエア・ヨーロッパなどが運航する。スペインのイベリア航空なども今後加わる見通しで、暫定政権は地震前の運航規模の25%をまず回復し、数カ月以内に40%、年末から2027年初めにかけて60%まで引き上げる目標を掲げている。
空港閉鎖中、国際線はカラボボ州やアンソアテギ州などにある小規模空港を利用せざるを得ず、カラカスへの移動にも大きな負担が生じていた。シモン・ボリバル国際空港はベネズエラ航空の中心であるため、段階的な再開は旅行者だけでなく、観光、商業、物流など幅広い分野の回復にもつながる。一方、地震による被害は深刻で、仮設施設から恒久的な空港機能へ移行できるかが今後の課題となる。
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