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ベネズエラ暫定大統領、野党との対話継続に意欲、マチャド氏帰国で政治的駆け引き激化、米国の交渉戦略にも影響

マチャド氏の帰国は、早期の大統領選挙を求める支持者の期待を高める一方、米国が主導する交渉の進め方と衝突する可能性もある。
2024年6月1日/ベネズエラ、首都カラカス、マチャド元議員(AP通信)

ベネズエラのロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領は26日、野党勢力との交渉について、あらゆる政治的立場の声を反映できる場にしたいとの考えを示した。野党指導者でノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏が10カ月ぶりに帰国した翌日の発言で、政権側は対話と政治的共存を通じて国内の安定を図る姿勢を強調した。

一方、交渉にはマチャド氏が率いる政党「ベンテ・ベネズエラ」は参加しておらず、野党陣営の分裂が課題となっている。

 

ロドリゲス氏は首都カラカスの軍病院を訪問した際、対話が政治参加の機会を提供し、国の利益を重視するすべての人々の声が届くことに期待を示した。同時に、ベネズエラへの制裁や外国による介入を求めた人々に対しては、国に損害を与えたことを反省すべきと主張した。政権側は対話を通じて政治的な対立を緩和する一方、国外からの圧力に反対する立場を維持している。

マチャド氏は2024年の大統領選挙で野党候補の勝利を主張し、当時のマドゥロ政権による選挙管理を厳しく批判してきた。帰国に際しては数万人の支持者が沿道に集まり、自由で公正な選挙の実施や政治犯の釈放を求めた。マチャド氏は2027年中の大統領選挙を目指す姿勢を示している。

しかし、トランプ米政権は暫定政権と野党の一部による交渉を支持している。米国はロドリゲス氏を評価し、選挙制度改革を通じた政治移行を後押ししてきた。交渉では、選挙管理機関と最高裁判所の改革が議題となっており、将来の選挙に向けた制度整備が焦点だ。

マチャド氏の帰国は、早期の大統領選挙を求める支持者の期待を高める一方、米国が主導する交渉の進め方と衝突する可能性もある。民主化を平和的に進めるには、選挙の実施時期だけでなく、敗北した側が結果を受け入れられる制度的保証も必要となる。

暫定政権と野党、米国の3者がどのように折り合いをつけるかが、ベネズエラの政治的安定を左右する。

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