ペルー2026年6月GDP成長率+1.75%、前月からやや鈍化
特に打撃が大きかったのは農業と漁業だ。
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ペルーの経済成長が6月に減速した。国家統計機関INEIが15日に発表したデータによると、6月の国内総生産(GDP)は前年同月比1.75%増となり、5月の1.8%増からわずかに鈍化した。太平洋の海水温を押し上げるエルニーニョ現象に伴う天候異常が、農業や漁業など主要産業の活動を押し下げたことが背景にある。
特に打撃が大きかったのは農業と漁業だ。6月の農業部門は前年同月比8%減、漁業部門は52%減と大幅に落ち込んだ。エルニーニョによる降雨量の増加や海洋環境の変化で深い海域に移動し、漁獲が困難になったことが響いた。オリーブ農家やアンチョビ漁も深刻な影響を受け、気象条件の変化を受けた一時的な漁業禁止も活動を抑制した。
製造業も6%超減少し、鉱業も2%超落ち込んだ。ペルーは世界有数の銅生産国であり、鉱業の低迷も経済全体の重荷となった。一方、建設業など一部の分野は拡大し、1~6月の累計では経済成長率は3.05%増となった。
エルニーニョの影響が続く中でも、ペルー政府は景気の先行きに比較的強気だ。ケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)大統領は今月上旬、2026年の成長率見通しをこれまで3.2%から3.5%に引き上げた。先月末に発足したフジモリ政権下では、投資家心理の改善も期待されている。
ただ、エルニーニョが今後さらに強まれば、農漁業だけでなくインフラや物価、輸出にも影響が広がる可能性がある。ペルー経済が政府の成長見通しを維持できるかは、異常気象の規模と長期化を抑えられるかに左右されそうだ。
