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ブラジル・ヘリ空中衝突、当局の調査本格化、6人死亡

捜査当局は人的ミスの可能性も視野に入れながら、操縦士や航空管制の対応などを詳しく調べている。
2026年6月14日/ブラジル、リオデジャネイロ市内、2機のヘリコプターが空中で衝突し墜落した現場(AP通信)

ブラジル・リオデジャネイロ州当局は15日、同州西部で発生したヘリコプター同士の空中衝突事故について、本格的な調査を開始した。事故では搭乗していた6人全員が死亡、捜査当局は人的ミスの可能性も視野に入れながら、操縦士や航空管制の対応などを詳しく調べている。

事故は14日午前、リオデジャネイロ市西部の地区で発生した。飛行中の2機のヘリが空中で衝突・墜落した。消防によると、うち1機は自動車販売店の駐車場に墜落し、複数の電気自動車に引火、火災が発生した。

死亡したのは両機に搭乗していた計6人で、アルゼンチン出身の人気ユーチューバーや映像監督、ブラジルの音楽プロデューサーらが含まれる。また、米国の歌手でコメディアンとしても知られるオリバー・ツリー(Oliver Tree)氏が搭乗者名簿に記載されていた。警察が遺体の身元確認作業を進めている。遺体の損傷が激しいため、確認には時間を要するとみられる。

目撃者によると、衝突直後に1機から炎が上がり、機体の一部が空中で分離する様子が確認されたという。現場近くにいた住民は「大きな爆発音が聞こえ、その後ヘリコプターが制御を失って地面に激突した」と証言している。一部映像には、機体が急旋回しながら降下する様子が映っていた。捜査当局は事故直前の飛行状況を解析している。

リオ州警察の担当者は15日の記者会見で、「現時点で衝突の原因を断定することはできない」と述べた。今後は飛行記録や通信記録の分析に加え、航空管制官や関係者への聞き取り調査が行われる見通しである。航空事故調査機関も調査に加わり、機体の整備状況や飛行経路について検証を進める。

今回の事故は国内外に大きな衝撃を与え、音楽業界やインターネット配信業界から犠牲者を悼む声が相次いでいる。捜査当局は事故原因の究明と再発防止策の策定を最優先課題として調査を進めている。空中衝突という極めて異例な事故の全容解明には、なお時間を要する見通しである。

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