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レバノン南部でドローン攻撃相次ぐ、4人死亡、米イラン合意も停戦機能せず

今回の攻撃は米イラン合意の発表後も、イスラエルと親イラン武装組織ヒズボラの間で緊張状態が続いていることを改めて示した。
2026年4月13日/レバノン南部のイスラエル国境近く(ロイター通信)

レバノン南部で16日、イスラエル軍によるとみられる無人機(ドローン)攻撃が相次ぎ、レバノン国営通信(NNA)などによると少なくとも4人が死亡した。攻撃は複数の車両を標的に実施され、民間人の巻き添え被害も発生したとさいう。イスラエル軍は公式コメントを出していない。

NNAによると、イスラエル国境に近い南部地方で走行中の車両がドローン攻撃を受け、2人が死亡した。さらに現場に人々が集まった直後、同じ場所に再び攻撃が加えられた。これは「ダブルタップ」と呼ばれる手法で、最初の攻撃後に救助や確認のために集まった人々を狙うものである。

また、南部の別の地区でも車両が攻撃を受け、2人が死亡した。当局は犠牲者の身元確認を進めるとともに、負傷者の治療に当たっている。攻撃を受けた車両は炎上し、周辺道路が一時通行止めとなった。

今回の攻撃は米イラン合意の発表後も、イスラエルと親イラン武装組織ヒズボラの間で緊張状態が続いていることを改めて示した。15日にも南部で車両がドローン攻撃を受け、1人が死亡している。停戦合意によって大規模な地上戦は沈静化しつつあるものの、局地的な攻撃は続いている。

レバノンでは3月以降、イスラエルとヒズボラの衝突が激化し、多数の死傷者が出ている。レバノン当局によると、3月以降の戦闘で約3800人が死亡、120万余りが避難を余儀なくされた。住宅や病院、発電施設などのインフラ被害も深刻化で、戦闘の長期化による人道危機への懸念が高まっている。

イスラエルはヒズボラが国境地帯で軍事活動を継続しているとして攻撃の正当性を主張してきた。一方、ヒズボラはイスラエル軍がレバノン南部の一部地域に駐留を続け、停戦合意に違反していると非難している。

国際社会は事態の沈静化を求めているが、散発的な空爆やロケット攻撃が続く中、停戦は依然として脆弱な状態にある。今回のドローン攻撃によって、地域情勢が再び不安定化する可能性も指摘されており、今後のイスラエルとヒズボラ双方の対応が注目されている。

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