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ジンバブエ南部で貨物列車とバスが衝突、9人死亡、25人負傷

事故が発生したのは同国南部の砂糖生産地として知られる地区にある踏切、踏切に進入したバスに貨物列車が突っ込んだ。
2026年6月16日/ジンバブエ南部、貨物列車とバスが衝突した現場(AP通信)

アフリカ南部・ジンバブエの南部で16日、貨物列車と乗客を乗せたバスが踏切で衝突し、警察や鉄道当局によると少なくとも9人が死亡、25人が負傷した。死者には子ども2人が含まれており、当局が事故原因の調査を進めている。

事故が発生したのは同国南部の砂糖生産地として知られる地区にある踏切、踏切に進入したバスに貨物列車が突っ込んだ。現地メディアによると、バスの側面が大きくえぐられ、激しく損壊した。周辺には金属片やガラス片が散乱し、事故の激しさを物語っている。

ジンバブエ国鉄(NRZ)の報道官は声明で、バス運転手が踏切前で停止し、列車の有無を確認するという安全規則を守らなかったとの見方を示した。運転手は列車の接近に気付かないまま線路内に進入した可能性があるという。警察が事故に至った経緯を調べており、運転手の過失の有無を含め捜査を進めている。

負傷者25人は近隣の病院に搬送され、手当て・治療を受けている。警察によると、複数人が意識不明の重体だという。

ジンバブエで多数の死傷者を出す交通事故が相次いでいる。今月には通学中の児童らを乗せたミニバスが炎上し、子ども7人が死亡する事故が発生したばかりである。また先月にはバスと大型トラックの衝突事故で10人が死亡している。

ジンバブエでは交通インフラの老朽化や車両整備の不備に加え、運転手の安全意識の欠如が深刻な課題となっている。警察の統計によると、同国では15分に1回交通事故が発生し、1日平均で5人が死亡、38人が負傷している。事故の約94%は人的ミスが原因とされる。

アフリカは世界の車両保有台数の約3%しか占めないにもかかわらず、交通事故による死亡率は世界で最も高い水準にある。特にバスなど公共交通機関が関係する重大事故が後を絶たず、各国で安全対策の強化が求められている。今回の事故も踏切における安全確認の徹底や交通教育の重要性を改めて浮き彫りにした。

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