エクアドル警察、著名サッカー選手の顔写真が貼られたコカイン押収、2人逮捕
中南米の麻薬カルテルが有名人やスポーツ選手の画像を包装に使用することは珍しくない。
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エクアドル警察は12日、コロンビア国境に近い地域で、サッカーノルウェー代表のハーランド(Erling Haaland)選手の顔写真が貼られたコカインを大量に押収したと発表した。警察が公開した映像には、段ボール箱にハーランドの顔を描いたステッカーが貼られた包装が映っている。
警察は匿名の情報提供を受けて、トラックの荷台に積まれていたコカインを押収した。AP通信によると、押収量は469キログラム、末端価格は米国市場で1100万ドル超、欧州市場では約2000万ドルに達するとされる。
警察はトラックの運転手と女1人を逮捕した。女はコロンビアの身分証を所持していた。警察は2人の身元と認否を明らかにしていない。
中南米の麻薬カルテルが有名人やスポーツ選手の画像を包装に使用することは珍しくない。画像が密輸品の出所や受取先、組織内の識別を示す符号として使われる場合があるためだ。ただし今回、ハーランド選手本人が密輸に関与していることを示す情報はなく、包装への肖像使用と本人の活動を結び付ける根拠も確認されていない。
エクアドルはコロンビアやペルーなど主要なコカイン生産地域に近く、南米から北米や欧州などへ向かう麻薬の物流拠点となっている。エクアドル警察によると、2026年上半期だけで約80トンの薬物を押収した。2025年は215トン、2024年は約295トンを押収したという。今回の事件は、同国を経由する国際的な麻薬密輸の規模と巧妙化を改めて浮き彫りにした。
