コロンビア、ベネズエラ系犯罪組織の幹部を拘束、米国との連携強化
容疑者はトレンデアラグアの武器や麻薬密輸などの活動を統括していた疑いがあり、米当局から逮捕・身柄引き渡しを求められていた。
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コロンビア当局は28日、ベネズエラを拠点とする国際犯罪組織「トレンデアラグア」の幹部とみられるルイス・サウル・ペレス・ニエト(Luis Saúl Pérez Nieto)容疑者を拘束したと明らかにした。米南方軍(SOUTHCOM)は今回の摘発について、米国とコロンビアの軍事・治安協力が強化された成果と評価している。
容疑者はトレンデアラグアの武器や麻薬密輸などの活動を統括していた疑いがあり、米当局から逮捕・身柄引き渡しを求められていた。米国ではテロ、資金洗浄、麻薬密輸などに関連する容疑がかけられ、今回の拘束は国境を越えて拡大する犯罪組織への打撃となる可能性がある。
トレンデアラグアはベネズエラの刑務所を拠点に勢力を拡大し、現在では南米を中心に複数国で活動している。米国はトレンデアラグアを外国テロ組織に指定し、麻薬取引や人身売買などへの取り締まりを強化してきた。コロンビアにとっても、ベネズエラとの国境を越えて活動する犯罪組織への対応は重要な安全保障課題となっている。
背景には、コロンビアで発足したデラエスプリエジャ政権とトランプ米政権の急速な接近がある。両国は麻薬密輸や組織犯罪への対策で連携を強め、米南SOUTHCOMがコロンビアだけでなくエクアドルとも国境地帯での協力を拡大している。
今回の摘発は1人の犯罪組織幹部を拘束したというだけではない。米国が中南米で軍事力を含む対麻薬政策を強化する中、コロンビアがその重要な協力国として位置付けられつつあることを示している。
今後、両国の治安協力が麻薬密輸網の解体につながるのか、それとも軍事的関与の拡大を招くのかが焦点となる。
