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ブラジル最高裁、ボルソナロ親子の面会禁じる、自宅軟禁中のルールに違反

ボルソナロ氏は2022大統領選敗北後にクーデターを企てた罪で有罪判決を受け、27年の禁錮刑に服している。
2025年11月25日/ブラジル、首都ブラジリア、ボルソナロ前大統領の長男フラビオ・ボルソナロ上院議員(ロイター通信)

ブラジル連邦最高裁のジモラエス(Alexandre de Moraes)判事は13日、大統領候補のひとりであるフラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員が父親であるボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の自宅を90日間訪問することを禁じる決定を下した。それによると、フラビオ氏が週末にSNSに投稿した父親への書簡が、自宅軟禁中のボルソナロ氏に科されている保釈条件に違反すると認定された。

ボルソナロ氏は2022大統領選敗北後にクーデターを企てた罪で有罪判決を受け、27年の禁錮刑に服している。健康上の理由から現在は自宅軟禁となっているが、電子監視装置の装着に加え、家族や弁護士以外との接触制限、携帯電話やSNSの利用禁止など厳しい条件が課されている。

今回問題となった書簡はボルソナロ氏が執筆したもので、本人による直接の投稿ではないものの、第三者を介したSNS発信に当たるとして、最高裁は軟禁条件に反すると判断した。

書簡には、ボルソナロ家の結束を呼び掛ける内容が盛り込まれていた。TVグローボによると、一族内ではボルソナロ夫人との関係を巡る緊張も指摘されており、ボルソナロ氏はフラビオ氏への支持を改めて訴えていたという。ジモラエス氏はこの書簡がSNSを通じて拡散されたこと自体が司法命令を回避する行為に当たると判断し、父子の面会を禁じた。

今回の決定は、10月に予定される大統領選を前に、フラビオ氏の選挙戦に影響を与える可能性がある。ボルソナロ氏は保守派の間で高い支持を維持しており、その政治的影響力は息子の選挙運動にとって重要な後ろ盾となっている。しかし、90日間の面会禁止によって両者の連携は制限される見通しだ。フラビオ氏は現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領との一騎打ちを目指しているが、選挙戦終盤に向けた戦略にも影響が及ぶ可能性がある。

最高裁の決定に対し、フラビオ氏およびボルソナロ氏の代理人はコメントを出していない。今回の決定は最高裁が軟禁条件の順守を厳格に求める姿勢を改めて示した形となった。

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