ブラジル大統領選、ルラ氏とフラビオ氏が初のテレビ討論へ、決選投票まで1週間
今回の討論会は接戦が続く選挙戦で、無党派層に政策や主張を伝える重要な機会となる。
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ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領と右派のフラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員は18日、10月25日の大統領選決選投票を前に、初のテレビ討論会に臨む。選挙戦が最終盤に入る中、両陣営は各地で大規模な集会を開き、支持拡大を図っている。
最大都市サンパウロでは18日、ブラジル国旗の黄、緑、青を身に着けたフラビオ氏の支持者が中心部の通りに集結した。一方、ルラ氏の支持者は労働者党を象徴する赤い服を着て首都ブラジリアの政府機関周辺に集まり、リオデジャネイロでは学生らがフラビオ氏に反対する抗議活動を行った。
10月4日の第1回投票では、フラビオ氏がルラ氏を約2ポイント上回った。両候補は前回投票で棄権した有権者約3300万人への働きかけを重視している。今回の討論会はサンパウロで開催・生中継される。第1回投票前の討論会は両候補が直前に参加を取りやめ、中止となっていた。
フラビオ氏は2022年の大統領選でルラ氏に敗れた後、クーデターを企てた罪で禁錮27年の判決を受けた父親、ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の恩赦を実現すると公約している。サンパウロの集会では左派政権を終わらせ、父親から大統領のたすきを受け取ると訴えた。
これに対し、ルラ氏はSNSへの投稿で、ボルソナロ家の政治復帰を批判し、新型コロナのパンデミック時にボルソナロ家が政権を担っていた状況を再び経験したいのかと有権者に問いかけた。
選挙戦では、フェイスブックやインスタグラムを運営する米メタの対応も争点となっている。ルラ陣営は、自身の投稿が制限される一方、フラビオ氏のアカウントが推薦されたと主張する。メタ側は技術的な不具合はあったものの、政治的な偏向はないと説明している。
軍事独裁政権(1964〜1985)の終結後、大統領候補によるテレビ討論会は民主主義の象徴となってきたが、近年は有力候補の欠席が増えている。今回の討論会は接戦が続く選挙戦で、無党派層に政策や主張を伝える重要な機会となる。
