ブラジル2026年新車販売台数300万台、協会が見通し発表、2014年以来の水準
ブラジルの自動車市場は2014年をピークに景気低迷や新型コロナなどの影響を受けて低迷した。
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ブラジル全国自動車製造業者協会(Anfavea)は7日、2026年の同国の新車販売台数が約300万台に達し、2014年以来で最高水準となる見通しを示した。従来予想から約9%上方修正したもので、2025年比では12.1%の増加を見込む。一方で、足元の6月実績は販売、生産ともに前年を下回り、月次では減速感もみられるが、通年では市場の回復基調が続くとの見方を維持した。
Anfaveaは声明で、生産見通しについても従来予想から約2%引き上げ、2026年は約280万台になると予測した。これは前年比5.8%増に相当する。一方、輸出台数の見通しは約46万2000台に引き下げ、前年比で12.8%減少する見込みとなった。国内需要の拡大が生産を支える一方で、海外市場の不透明感が輸出の重荷になるとみられている。
6月の実績では、新車販売台数が27万2474台で前年同月比0.8%減、生産台数も24万6015台で3.0%減少した。月単位では軟調な結果となったものの、年間ベースでは需要が底堅く推移すると判断し、販売・生産見通しの引き上げに踏み切った。
ブラジルの自動車市場は2014年をピークに景気低迷や新型コロナなどの影響を受けて低迷した。しかし、近年は経済活動の正常化や消費者需要の回復を背景に持ち直しが続いており、国内市場の拡大がメーカー各社の生産計画にも反映されている。今回の販売予測が実現すれば、市場は約12年ぶりの高水準を記録することになる。
ブラジルは中南米最大の自動車市場であり、多くの世界的自動車メーカーが生産拠点を構える重要市場である。業界では、内需の堅調さが投資や雇用を下支えするとの期待がある一方、輸出の減少見通しは世界経済の先行きや主要輸出先の需要動向を反映したものとみられる。今後は国内需要の勢いが維持されるかどうかに加え、海外市場の回復や為替動向なども、自動車産業全体の成長を左右する要因となりそうだ。
