◎ジャイール・ボルソナロ大統領は何日も続いたしゃっくりの原因を特定するために首都ブラジリアの軍病院に入院した。
2021年7月14日/ブラジル、首都ブラジリア、ジャイール・ボルソナロ大統領が入院した軍病院(Eraldo Peres/AP通信)

ブラジルの大統領府によると、ジャイール・ボルソナロ大統領は何日も続いたしゃっくりの原因を特定するために首都ブラジリアの軍病院に入院したという。

大統領府は声明の中で、「ボルソナロ大統領は軍病院で検査を受け、病院もしくは自宅のどちらかで24時間から48時間経過を観察する」と述べた。また、大統領は「気分がよく、元気」だという。

現地メディアによると、ボルソナロ大統領はここ数週間話すことに苦労していたようで、自ら「しゃっくりに悩まされている」と告白したという。

ボルソナロ大統領は7月7日のラジオインタビューの中で、「私は5日間悩んでおり、話を聞いてくれる全ての人に謝罪したい」と語った。「私は24時間しゃっくりをしています...」

インタビューの翌日、ボルソナロ大統領は定例のフェイスブック・ライブトークショーの中で再びしゃっくり問題に言及し、上手く喋れないことを謝罪した。「私はしゃっくりと生活しています...」

ボルソナロ大統領は2018年の大統領選挙期間中に腹部を刺され、腸の損傷と深刻な内出血に見舞われた。それ以来、大統領はいくつかの手術を受けている。

医療専門家によると、しゃっくりは腹部手術後の食道の炎症に関連している可能性があるという。ボルソナロ大統領は腹痛も患っている。

一部の地元メディアは、「しゃっくりは今月初めに受けた歯科手術に関連している可能性がある」と報じたが、事実かどうかは明らかではない。

ボルソナロ大統領はコロナウイルス対応に関する議会の調査と、コロナワクチンの購入における汚職疑惑で圧力にさらされている。最新の世論調査によると、2022年の大統領選は厳しい戦いになる可能性が高いという。

今月初めには数万人がワクチン汚職に抗議する街頭デモを行った。

ボルソナロ大統領はコロナウイルス対応で厳しく非難されているが、ワクチン、ロックダウンおよびマスクの効果をいまだに疑っている。ブラジルのコロナ累計感染者数は約1,920万人、累計死亡者は先月50万人を超えた。

2021年7月13日/ブラジル、首都ブラジリアのプラナルト大統領宮殿、ジャイール・ボルソナロ大統領(Eraldo Peres/AP通信)
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