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アルゼンチン2026年6月経済活動指数2.7%増、市場予想上回る

業種別では、漁業、鉱業、採石業などが経済活動を押し上げた。
2026年4月17日/アルゼンチン、首都ブエノスアイレス郊外の工場(ロイター通信)

アルゼンチンの2026年6月の経済活動は前年同月比2.7%増となり、市場予想を上回った。国家統計局(INDEC)が発表した経済活動指数(EMAE)によると、伸び率はロイター通信がまとめたアナリスト予想の1.9%を大きく上回り、5月の0.4%増からも急加速した。景気回復の勢いが一時的に強まっていることを示す結果となった。

業種別では、漁業、鉱業、採石業などが経済活動を押し上げた。EMAEが対象とする15業種のうち12業種で前年同月を上回り、幅広い分野で改善が確認された。一方、行政・国防・社会保障、電力・ガス・水道、教育の3業種は前年を下回った。

アルゼンチン経済はミレイ(Javier Milei)大統領が進める歳出削減とインフレ抑制策の影響を受けながら、景気回復を模索している。政府は財政赤字の削減を重視する一方、製造業や消費、建設などの活動を回復させ、経済成長につなげることを目指している。

今回の2.7%増はこうした政策の下で景気が持ち直していることを示す材料となる。ただし、6月の数字だけで持続的な回復が確立したと判断するのは早い。アルゼンチンでは依然として高いインフレ率が続いており、家計の購買力や企業活動への影響が残っているためだ。7月のインフレ率は前月比2.1%増で、物価安定と成長を同時に実現できるかが焦点となる。

市場では、2026年のアルゼンチンGDP成長率を2.7%程度とする見方も示されている。6月の予想以上の成長は明るい材料だが、今後は鉱業など一部産業だけでなく、消費や製造業、建設など内需関連分野にも回復が広がるかが、景気の持続性を判断する重要なポイントになる。

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