◎アルゼンチン検察が事故の経緯を調査するとしている。
南極クルーズ船(Getty Images)

アルゼンチン当局は2日、同国南部の港に向かっていた南極クルーズ船「バイキング・ポラリス(Viking Polaris)号」に大波が直撃し、乗客1人が死亡、4人が負傷したと発表した。

当局によると、事故は先月29日の夜遅くに発生。亡くなったのは62歳の米国人女性だという。この女性が泊まっていた船室の窓が割れ、ガラスで負傷したとのこと。

船体の損傷は少なく、翌日には港に到着した。

バイキング・ポラリス社は声明で哀悼の意を表した。「お客さまが亡くなったことを大変残念に思います...」

女性の身元と死因は明らかにされていない。

アルゼンチン当局によると、負傷した乗客4人の命に別状はないという。

クルーズ船は南部ウスアイアの近くに停泊している。アルゼンチン検察が事故の経緯を調査するとしている。

バイキング・ポラリス社のホームページによると、同社は南極大陸を探索できる小型探査船を2隻保有しているという。1隻はバイキング・オクタンティス(Viking Octantis)号、もう1隻がポラリス号だ。

ポラリス号は2022年建造。定員は634人(乗客378人、乗組員256人)

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