SHARE:

米ニューヨーク市でレジオネラ症の集団感染、17人入院

ニューヨーク市当局は引き続き感染源の特定と拡大防止に取り組んでいる。
レジオネラ菌(AP通信)

ニューヨーク市マンハッタンのアッパーイーストサイドでレジオネラ症(Legionnaires’ disease)の集団発生が確認された。2026年7月初旬までに23人の感染者が報告され、17人が入院したが、死亡者は確認されていない。市保健当局は複数の建物に設置された冷却塔が感染源となった可能性があるとして調査を進めている。

レジオネラ症はレジオネラ属菌による細菌性肺炎で、菌を含む細かな水滴を吸い込むことで感染する。冷却塔や給湯設備などの水環境で菌が増殖しやすいが、ヒトからヒトへ直接広がる感染症ではない。そのため、水道水を飲む、入浴する、家庭で水を利用するといった通常の生活で感染するリスクは低いとされている。

主な症状は発熱、せき、頭痛、筋肉痛、倦怠感、呼吸困難などで、特に高齢者、喫煙者、肺疾患のある人、免疫機能が低下している人は重症化しやすい。適切な抗菌薬治療が重要となる。

今回の発生は、大都市における建物設備の衛生管理の重要性を示している。冷却塔の定期的な清掃や消毒、水質管理を徹底することが、レジオネラ症の予防に不可欠である。ニューヨーク市当局は引き続き感染源の特定と拡大防止に取り組んでいる。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします