米ワシントン州で鳥インフルエンザによる死者、感染牛との接触後に重症化、2026年初の米国内死亡例
H5N1型ウイルスは野鳥や家禽に加え、乳牛など哺乳類にも感染を広げている。
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米ワシントン州ヤキマ郡で、鳥インフルエンザに感染した乳牛との接触後に鳥インフルに感染した市民1人が死亡した。ヤキマ郡の保健当局が11月1日、明らかにした。患者には基礎疾患があり、重い症状で入院していた。プライバシー保護を理由に、氏名、年齢、性別は公表されていない。米国内で鳥インフルによる死亡が確認されたのは2026年に入って初めてで、2024年以降では3人目となる。
感染したウイルスはH5N1型。ヤキマ郡では10月8日に乳牛への感染が初めて確認されて以降、33の酪農場で感染が判明している。今回の死亡例を含め、感染牛との接触に関連するヒトへの感染は3例となった。
保健当局は亡くなった市民の濃厚接触者を特定し、症状の有無を監視している。感染者との接触を通じてヒトからヒトへ広がったことを示す証拠は、米国内では確認されていない。疾病対策センター(CDC)も、一般市民の感染リスクは依然として低いと評価している。
ただし、感染した動物やウイルスで汚染された環境に近距離または長時間接触する人は、感染リスクが高まる。特に酪農場の従業員や家畜の管理に携わる人には、手袋、呼吸用保護具、眼の保護具などの着用が求められる。発症した場合には速やかに医療機関へ相談する必要がある。
H5N1型ウイルスは野鳥や家禽に加え、乳牛など哺乳類にも感染を広げている。今回の死亡例は、動物からヒトへの感染が職業上の接触を通じて深刻な健康被害につながる可能性を示した。米当局には、酪農場での感染拡大防止と従業員の健康監視を強化することが求められる。
