米国2026年7月中古住宅販売件数406万戸、市場予想上回る
販売を抑えている最大の要因は、住宅価格の高止まりとローン金利の上昇だ。
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米国の先月の中古住宅販売が減少した。全米不動産協会(NAR)が11日に発表した統計によると、7月の中古住宅販売件数は季節調整済み年率換算で406万戸となり、前月から1.7%減少した。市場予想の405万戸はわずかに上回ったものの、低迷が続いている。一方、前年同月比では0.7%増加した。
販売を抑えている最大の要因は、住宅価格の高止まりとローン金利の上昇だ。7月の中古住宅の中央値は前年同月比で2%上昇し、43万4100ドルとなった。7月としては過去最高水準で、住宅購入を検討する世帯にとって大きな負担となっている。さらにフレディマックによると、30年固定型住宅ローン金利は6.69%まで上昇し、過去1年余りで最高水準となった。金利上昇は5週連続で、借り入れコストの増加が購入希望者の動きを鈍らせている。
米国の中古住宅販売はローン金利が上昇し始めた2022年以降、低迷が続く。年間販売ペースは400万戸付近で推移し、平均的な水準である520万戸を大きく下回っている。昨年の販売も約30年ぶりの低水準だった。
供給不足も価格を押し上げる要因となっている。7月末の売り出し中の中古住宅は154万戸で、前月比1.9%減、前年同月比0.6%減となった。現在の販売ペースに対する在庫は4.6カ月分で、買い手と売り手の均衡水準である5~6カ月分を下回る。特に北東部では在庫不足を背景に住宅価格が前年同月比で5.2%上昇した。
初めて住宅を購入する層の比率も29%にとどまり、平均の40%を下回る。NARは住宅ローン金利が6%近くまで低下すれば市場は活性化すると指摘する。高価格と高金利、供給不足が重なる中、米住宅市場の回復にはなお時間がかかりそうだ。
