◎トランプ前大統領は2018年の歴史的な米朝首脳会談でキムと握手を交わした後、「恋に落ちた」という名言を残した。
2018年6月12日/シンガポールで開催された米朝首脳会談、ドナルド・トランプ大統領と金正恩 党総書記(Getty Images/AFP通信)

CNNニュースによると、ドナルド・トランプ前大統領と北朝鮮の金正恩 党総書記は今でも連絡を取り続けている可能性があるという。

ニューヨーク・タイムズ紙のホワイトハウス特派員でCNNニュースの政治アナリストを務めるマギー・ハバーマン氏は2月10日に放送されたインタビューの中で、「トランプ氏はキム氏と連絡を取り合っていると言った」と語った。

しかしハバーマン氏は、「トランプ前大統領の主張を裏付ける証拠はなく、事実でない可能性も否定できない」と述べた。

トランプ前大統領は2018年の歴史的な米朝首脳会談でキムと握手を交わした後、「恋に落ちた」という名言を残した。しかし、恋に落ちたトランプ前大統領も北朝鮮の非核化を実現することはできず、米朝の関係は破綻し、キムは核兵器と長距離弾道ミサイル(ICBM)開発の再開を示唆している。

キムは米国との関係を完全に断っているものの、トランプ前大統領と文通をやり取りしていないという証拠はない。

ハバーマン氏はCNNに、「トランプ氏は関係に固執していた」と語った。ハバーマン氏は近々発売される著書「The Confidence Man」に詳細を記している。

ハバーマン氏は、「トランプ氏の発言と実際に起きたことは必ずしも一致しないが、彼はキム氏と文通や話し合いを続けていると周囲の人々に伝えていた」と語った。

一方、ワシントン・ポスト紙によると、合衆国大統領の記録を管理する国立公文書館(NARA)は司法省に対し、トランプ前大統領の文書の扱いを調査するよう要請したという。

報道によると、トランプ前大統領がNARAに提出した書類箱の中にはキムとの通信に関するメモも含まれていたという。

しかし、トランプ前大統領はホワイトハウスから去る際、文書の一部をフロリダ州の自宅に持ち帰ったと噂されている。

AP通信によると、司法省はNARAの要請に関する質問に答えなかったという。

下院の委員会は昨年1月6日の暴動、ニューヨーク州検察はトランプ・オーガナイゼーションの調査を継続している。

ハバーマン氏はインタビュー中で、「ホワイトハウスのスタッフはトランプ氏の在任中、トイレに詰まったメモを何度か発見した」と語った。「スタッフはトランプ氏のトイレでメモと思われる紙を何度か回収したと言いました...」

トランプ前大統領はトイレにメモを捨てたという告発を否定している。

合衆国大統領のメモは超機密文書に該当するため、トイレやゴミ箱に捨ててはいけない。

2019年/ドナルド・トランプ大統領と金正恩 党総書記(Getty Images/AFP通信)
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