◎ウッズ氏は先日、「1年の締めくくりに息子のチャーリーとPNCチャンピオンシップに出場できることを嬉しく思う」とツイートした。
2021年12月5日/バハマ、ニュー・プロビデンス島のアルバニーゴルフクラブ、タイガー・ウッズ氏(Fernando Llano/AP通信)

米主要メディアによると、今年2月の交通事故で負傷したタイガー・ウッズ氏は、来週開催されるPNCチャンピオンシップに息子のチャーリーくん(12歳)と出場する予定だという。

ウッズ氏は先日、「1年の締めくくりに息子のチャーリーとPNCチャンピオンシップに出場できることを嬉しく思う」とツイートした。「今年は長く、とてもやりがいのある1年でした。私はチャーリーの成長にとても興奮しています...」

PNCチャンピオンシップは全米プロゴルフ協会(PGA)が主催する大会のひとつで、親子ゴルフ大会と呼ばれている。2020年大会を制したのは米国のジャスティン・トーマス親子だった。

AP通信などによると、ウッズ氏は12月4日と5日にバハマのゴルフクラブで大会に向けたトレーニングを行い、ドライバーをフルスイングしたという。

ウッズ氏は今年2月、ロサンゼルス郊外のローリングヒルズエステーツで単独事故を起こし、右足に重傷を負った。医師などによると、骨折箇所は右下肢の脛骨と腓骨で、腓骨はロッドを挿入して固定したという。

ウッズ氏は先週、米ゴルフ・ダイジェストのインタビューの中で、フルタイムでツアーに復帰することはないと述べた。また、事故当時の右足の状態は深刻で、医師は切断の可能性も検討していたと明らかにした。

タイガー親子は2020年大会に出場し、メディアの注目を集めた。チャーリーくんのティーショットは正確だったが、息子の成長に感動したウッズ氏のメンタルは微妙に乱れ、ショットの調子はイマイチだった。

ウッズ氏はPGAツアーへの復帰はないと示唆したが、「復帰を目指していないわけではない」と含むを持たせた。ウッズ氏はインタビューの中で、現在のティーショットの飛距離は以前とは比べ物にならないが、それでもゴルフ大会に出場できるようになったと述べ、記者から「どの程度のレベルまで戻すつもりか?」と問われると「分からない」と答えた。

2021PNCチャンピオンシップは12月18日と19日に開催される予定。出場チームは2日間36ホールで勝敗を争う。賞金総額は100万ドル(約1億1,000万円)。

ウッズ氏は世界で最も有名なスポーツ選手のひとりで、生涯収入は20億ドル(約2,300億円)近くに達し、米国史上最も成功した現役スポーツ選手に選ばれた。PGAツアー82勝は歴代1位、メジャー選手権15勝はジャック・ニクラス氏に次ぐ歴代2位。

2021年2月23日/カリフォルニア州ロサンゼルス、タイガー・ウッズ氏の車と警察官(AP通信/H.W. Chiu)
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