◎連邦航空局(FAA)は12日、現場に調査官を派遣すると発表した。
2022年11月12日/米テキサス州ダラス、航空ショーの軍用機2機が墜落した瞬間(Nathaniel Ross Photography/AP通信)

主要メディアによると、テキサス州ダラスで開催されていた航空ショーで第二次世界大戦時代の軍用機2機が墜落したという。

SNSで共有された動画には低空を飛行する大型軍用機と別の軍用機が接触、墜落するところが映っている。事故は現地時間午後1時20分頃に発生した。

ABCニュースによると、墜落したのはB-17フライングフォートレス(Boeing B-17 Flying Fortress)とP-63キングコブラ(P-63 Kingcobra)。

B-17には5人、P-63には1人が搭乗していたと伝えられている。搭乗者の安否は明らかにされていない。

2機はダラス近郊の航空ショーに参加していた。

連邦航空局(FAA)は12日、現場に調査官を派遣すると発表した。

報道によると、この航空ショーは11日の退役軍人の日に合わせて開催されていたという。

ダラス市長は「事故の映像を見て動揺している」とツイートした。

また市長は「死傷者の数はまだ確認できていないが、地上で墜落に巻き込まれた人はいないと報告受けている」と説明した。

航空ショーのウェブサイトによると、12日には数機の飛行機によるデモンストレーションが行われる予定だったという。

B-17は第二次世界大戦のナチスとの空中戦で大活躍し、連合軍の勝利に大きく貢献したことで知られる。

P-63も大戦で使われた戦闘機だが、実際に戦闘で運用したのはソビエト空軍だけである。

2022年11月12日/米テキサス州ダラス、軍用機2機の残骸と関係者(Liesbeth Powers/The Dallas Morning News/AP通信)
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