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移動式ふれあい動物園の子ヤギが狂犬病に感染 米ノースカロライナ州

狂犬病は発症すればほぼ助からないが、発症前に適切な予防措置を受ければ感染を防げる。現時点で、感染したヤギとの接触によってヒトが狂犬病を発症したとの報告はない。
狂犬病ウイルスのイメージ(Getty Images)

ノースカロライナ州で移動式ふれあい動物園「Farm Adventures(ファームアドベンチャー)」が飼育していた子ヤギから狂犬病ウイルスが検出され、州当局が来場者に注意を呼びかけている。現地メディアが8月30日に報じた。

ノースカロライナ州保健福祉省(NCDHHS)によると、検査を受けた3頭の子ヤギが狂犬病陽性と判定され、検査を受けなかった別の1頭も感染していた可能性が高いという。4頭はいずれも感染拡大を防ぐため安楽死させられた。

感染したヤギは同州ハーモニーを拠点とする移動式ふれあい動物園で、7月28日以降、複数のイベントに参加していた。少なくとも6郡で10か所以上を訪れ、その中には高齢者施設や子どもを対象とした新学期イベントも含まれていた。

感染したヤギが展示されていた可能性がある地域では、保健当局がイベント主催者と連携し、接触した人の特定と通知を進めている。

感染源については、7月下旬にヤギを収容していた囲いに野生のスカンクが侵入したことが有力視されている。飼育係によると、囲いは野生動物との接触を防ぐため閉鎖されていたものの、隙間からスカンクが入り込んだとみられる。ヤギは当初、狂犬病の症状を示していなかったが、その後体調を崩し、獣医師による検査を経て感染が判明した。

州当局は、7月28日から8月27日までの期間にFarm Adventuresのヤギと直接接触した人に対し、症状が出るのを待たず、地元の保健当局に連絡して予防的な投薬が必要か確認するよう求めている。狂犬病は発症すればほぼ助からないが、発症前に適切な予防措置を受ければ感染を防げる。現時点で、感染したヤギとの接触によってヒトが狂犬病を発症したとの報告はない。

今回の事例は、子どもたちが動物と触れ合える移動式ふれあい動物園でも、野生動物を介した感染症のリスクが存在することを示した。動物との接触歴がある場合は、自己判断で安全と考えず、専門機関に相談する必要がある。

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