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米国でサルモネラ拡大、32州で431人感染、メキシコ産ハラペーニョが感染源か

今回確認されているのは「サルモネラ・シャビアナ(Salmonella ser. Schubiana)」による感染で、発症日は6月19日から8月2日までに集中している。
青唐辛子のイメージ(Getty Images)

米国でハラペーニョ(青唐辛子)に関連するサルモネラ感染症が拡大している。疾病対策センター(CDC)は19日、感染者が全米32州で計431人に上ったと発表した。8月初めに公表された27州345人から86人増え、感染地域も広がっている。これまでに57人が入院したが、死者は確認されていない。CDCなどの保健当局が感染経路や汚染源の調査を続けている。

今回確認されているのは「サルモネラ・シャビアナ(Salmonella ser. Schubiana)」による感染で、発症日は6月19日から8月2日までに集中している。サルモネラ菌は食中毒の原因となる細菌で、感染すると下痢や発熱、腹痛などの症状が現れる。多くの場合は自然に回復するものの、乳幼児や高齢者、免疫機能が低下している人は重症化する可能性がある。

CDCの調査では、感染者224人のうち203人、91%が発症前にメキシコ料理店で食事をしていた。具体的には、メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシカン・グリルやQDOBAを利用した人が含まれている。調査結果から、ハラペーニョが共通する感染源として浮上している。このハラペーニョはメキシコ・シナロア州から米国に輸入され、コースト・シトラス・ディストリビューターズが流通させていた。

こうした状況を受け、チポトレはハラペーニョの仕入れ先を変更し、QDOBAも店舗での使用を停止した。CDCと食品医薬品局(FDA)は感染拡大の全容を把握するため調査を継続している。FDAも8月19日時点で431人の感染、57人の入院、死者ゼロを確認している。

今回の集団感染は広範囲に流通する生鮮食品が汚染された場合、短期間で複数州に被害が拡大するリスクを示した。米国ではサルモネラによる食中毒が毎年発生しており、当局は消費者や小売業者に対し、対象となるハラペーニョを食べたり販売したりしないよう注意を呼びかけている。

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