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米シカゴの葬儀社が50人以上の遺体を適切に保管せず、当局が捜査

遺体の異常な保管状況が発覚したきっかけは、近隣住民から相次いだ悪臭に関する苦情だった。
2026年8月7日/米イリノイ州シカゴ、腐敗した多くの遺体が見つかった葬儀社(AP通信)

イリノイ州シカゴ南部の葬儀場で、50体を超える遺体が不適切に保管され、腐敗が進んだ状態で見つかり、地元当局が捜査を進めている。問題となったのは地元の葬儀社「サウス・シカゴ・チャペル」で、遺体は冷蔵設備のない場所に置かれ、ウジやネズミの被害も確認された。州当局は7日、公衆の安全と福祉を脅かす重大な事案と判断し、葬儀場の営業資格を一時停止した。

遺体の異常な保管状況が発覚したきっかけは、近隣住民から相次いだ悪臭に関する苦情だった。州および市当局から通報を受けたクック郡検視局は、法医学者らを現場に派遣し調査を実施。確認された遺体はいずれも腐敗の進行状況が異なり、身元確認や死亡証明書の照合などに時間を要するとしている。

遺族への連絡は、個々の遺体の確認作業が終了した後に順次行われる予定である。警察は刑事事件として捜査を続けているが、7日時点で逮捕者は出ていない。

現場周辺には、亡くなった家族の情報を求める遺族や地域住民が集まり、不安と怒りの声が上がった。前日に母親の葬儀をこの施設で行った女性は、当局から遺体の再確認と解剖が必要になると告げられ、AP通信の取材に対し、「心が張り裂けそうだ」と語った。地元の活動家は悪臭について何カ月も苦情が寄せられていたにもかかわらず、当局の対応が遅れたことを問題視している。

さらに州の記録によると、この葬儀場を運営する夫妻は以前、別の火葬施設を経営し、そこでも遺体の不適切な管理や遺灰を遺族へ返還していなかった問題で営業資格を取り消されていた。

州当局は今回の事案について、「このような出来事が起きたことに衝撃を受けている。亡くなった人々は尊厳を持って扱われるべきだ」と非難した。

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