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米国「サイクロスポーラ症」流行、41州で感染者1.15万人超える=CDC

サイクロスポーラ症は寄生虫への感染によって引き起こされる消化器疾患で、汚染された野菜や果物、水などを介して感染することが多い。
米疾病対策センター(CDC)のロゴ(Getty Images)

疾病対策センター(CDC)は22日、腸管寄生虫による感染症「サイクロスポーラ症(Cyclosporiasis)」の感染報告が全米41州で1万1500件を超えたと発表した。患者数は夏場に入って急増しており、当局は複数の集団感染が同時に発生している可能性があるとして、感染源の特定を急いでいる。

サイクロスポーラ症は寄生虫への感染によって引き起こされる消化器疾患で、汚染された野菜や果物、水などを介して感染することが多い。主な症状は長期間続く下痢で、このほか食欲不振、腹痛、吐き気、体重減少、倦怠感などが現れる。健康な人は自然に回復する場合もあるが、高齢者や免疫力が低下している人は重症化する恐れがある。

CDCによると、今回の患者数には各州から報告された症例が含まれ、感染経路の解析が完了していないケースも多い。このため、実際に米国内で食品を介して感染した患者数は今後の調査で変動する可能性がある。一方で、検査で確認された国内感染例も前年同期を大きく上回っており、近年では最大規模の流行になる。

当局は感染源として葉物野菜などの生鮮農産物を重点的に調査している。サイクロスポーラは一般的な消毒では十分に除去できず、生で食べる野菜や果物を介して感染が広がることが知られている。このため、食品の流通経路を追跡するとともに、感染が疑われる食品の回収や販売停止などの措置も進められている。

CDCは野菜や果物は十分に洗浄してから調理・喫食すること、加熱可能な食品は十分に火を通すこと、長引く下痢などの症状がある場合は医療機関を受診するよう呼びかけている。また、医療従事者に対しては患者の海外渡航歴や食歴を確認し、必要に応じて検査や保健当局への届け出を行うよう求めている。

感染拡大の全容解明にはなお時間を要するとみられ、CDCは州政府や関係機関と連携しながら監視体制を強化している。

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