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米カリフォルニア州でF35戦闘機墜落、パイロット脱出、1機170億円

海兵隊によると、墜落した機体はF35B型で、飛行中に何らかの異常が発生したとみられる。
2026年7月31日/米カリフォルニア州サンディエゴの海兵隊航空基地、F35戦闘機が墜落した現場(AP通信)

海兵隊は7月31日、最新鋭ステルス戦闘機F35BライトニングIIがカリフォルニア州サンディエゴ近郊の海兵隊航空基地付近で墜落したと発表した。操縦していたパイロットは緊急脱出に成功し、地元の医療機関に搬送された。容体は安定しており、命に別条はないという。

事故は31日の午前に発生した。海兵隊によると、墜落した機体はF35B型で、飛行中に何らかの異常が発生したとみられる。事故原因は明らかになっておらず、軍当局が経緯を調査している。海兵隊は今回の事故を、死亡事故や機体の全損、高額な損害などを伴う重大事故を指す「クラスA事故」に分類した。

現場周辺では墜落後に黒煙が立ち上り、消防隊や軍関係者が出動して消火活動に当たった。航空映像では、機体の残骸周辺に消火剤が散布され、消防隊員が放水を続ける様子が映っていた。地上で墜落に巻き込まれた人はいなかった。

F35Bは航空宇宙大手ロッキード・マーチンが開発した第5世代ステルス戦闘機F35シリーズの一つで、短距離離陸と垂直着陸(STOVL)が可能な機体として知られる。主に海兵隊が運用し、強襲揚陸艦など比較的短い滑走路からの運用能力を備える点が特徴だ。

米海軍や空軍が運用するF35C、F35Aとは異なる設計となっている。1機当たりの価格は約1億900万ドル(約170億円)とされ、世界でも有数の高価な戦闘機である。

墜落現場に近い海兵隊航空基地は映画「トップガン」のモデルとなった海軍戦闘機兵器学校がかつて置かれていたことで知られ、「ファイタータウンUSA」の愛称でも有名な基地である。同校は1996年にネバダ州に移転したが、現在も海兵隊の重要な航空拠点として運用されている。

近年、F35シリーズでは複数の事故や緊急着陸が報告されているものの、多くのケースでパイロットが射出座席によって脱出し、生存している。今回の事故でも操縦士が無事だったことは、機体の安全装備が機能した結果といえる。一方で、事故原因が機体の不具合によるものか、運用上の問題によるものかは不明であり、今後の調査結果が注目される。

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