◎デング熱の最も一般的な症状は痛み、吐き気、嘔吐、発疹を伴う発熱。症状は通常、蚊に刺されてから2週間以内に始まり、2〜7日間ほど続く。
デングウイルスを媒介する蚊(Getty Images)

カリフォルニア州ロサンゼルス郡でデング熱患者が3人報告された。疾病対策センター(CDC)が18日、明らかにした。

デング熱は蚊が媒介する疾患のひとつで、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状がみられる。熱帯地域の水源近くで蔓延することが多い。

CDCによると、今年全国で確認されたデング熱患者は3085人。昨年同時期の2倍となっている。

3085人のうち2960人が米領プエルトリコで報告されている。同州は今年3月に公衆衛生上の緊急事態を宣言した。

ロサンゼルス郡のCDC事務所は声明で、「最近、この地域でデング熱が確認されたことを重く受け止めている」と述べた。

また同事務所は「感染の危険性は低いものの、この事態を深刻に受け止め、積極的に行動しなければならない」とした。

デング熱の最も一般的な症状は痛み、吐き気、嘔吐、発疹を伴う発熱。症状は通常、蚊に刺されてから2週間以内に始まり、2〜7日間ほど続く。ほとんどの人は1週間ほどで回復する。

CDCは声明の中で、「最近ロサンゼルスやプエルトリコを訪問していない人がデング熱に感染した場合は特に注意が必要である」と述べている。

CDCによると、昨年、カリフォルニア州で報告されたデング熱患者は2人。同州でデング熱が確認されたのは過去10年間で初めてであった。

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