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リンジー・クランシー裁判、陪審員が評決に達せず、審議難航 米マサチューセッツ州

クランシー被告は2023年1月、自宅で当時5歳、3歳、8カ月だった3人の子どもを殺害。公判で殺害したこと自体は認めている。
殺人罪に問われているのは元看護師のリンジー・クランシー被告(AP通信)

マサチューセッツ州で3人の幼い子どもを殺害したとして起訴されたリンジー・クランシー(Lindsay Clancy)被告の裁判で、陪審員は9月1日、4日目の審議を終えても評決に達しなかった。陪審員は1日、長時間にわたる協議を続けたものの全員一致の結論に達することができないと判事に伝えた。判事はその後、さらに審議を続けるよう陪審員に指示した。

クランシー被告は2023年1月、自宅で当時5歳、3歳、8カ月だった3人の子どもを殺害。公判で殺害したこと自体は認めている。一方で、犯行当時は産後精神病などの深刻な精神疾患により、自らの行為の犯罪性を理解・判断する能力を失っていたとして、刑事責任能力がなかったとの立場を取っている。検察は被告が意図的に子どもたちを殺害したと主張する一方、弁護側は精神状態が極度に悪化していたことを強調してきた。

今回の公判では80人を超える証人が証言し、300点以上の証拠が提示された。争点は単純な殺害行為の有無ではなく、犯行時のクランシー被告の精神状態と、それが刑事責任能力にどの程度影響したのかという極めて難しい問題に集中している。

陪審員が意見をまとめられない場合、最終的には「評決不能」となり、裁判のやり直しにつながる可能性もある。もっとも、現段階では審理が正式に打ち切られたわけではなく、陪審員は2日も協議を続ける予定だ。

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