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MS-13構成員3人に有罪評決、殺人罪など 米ネバダ州地裁

有罪となったのはMS-13の構成員3人で、43日間に及ぶ陪審裁判を経て評決が言い渡された。
2025年4月5日/エルサルバドル、中部テコルカの刑務所(AP通信)

西部ネバダ州ラスベガスの連邦裁判所は29日、エルサルバドルのギャング「マラ・サルバトルチャ(通称MS-13)」の構成員である男3人に対し、殺人や組織犯罪処罰法(RICO法)違反などの罪で陪審が有罪評決を下した。事件は2017~18年にかけてネバダ州ラスベガスとカリフォルニア州ロサンゼルスで発生した連続殺人事件を中心とする大規模な組織犯罪事件で、3人には仮釈放なしの終身刑が科される見通しとなった。

有罪となったのはMS-13の構成員3人で、43日間に及ぶ陪審裁判を経て評決が言い渡された。連邦検察によると、3人はMS-13ラスベガス支部のメンバーとして活動し、殺人、誘拐、薬物取引、武器の不法所持など複数の犯罪に関与したという。

検察は被告たちが組織内での地位を高めるために残虐な犯行を繰り返したと主張。犠牲者の多くは対立するギャングの構成員と疑われただけで襲撃され、長髪だったりするだけで敵対組織の関係者と決めつけられたケースもあったという。法廷では、11人が殺害され、多数の銃創や刺し傷、切り傷を負った凄惨な事件の実態が明らかになった。

一方、弁護側は検察側証人となった元組織メンバーの証言の信用性を争った。証人らは量刑軽減と引き換えに司法取引に応じ、自らの責任を軽くするために3人に罪を転嫁している可能性があると主張した。また、一部の被告については犯行当時すでに組織を離脱していた、あるいは事件現場にいなかったとして無罪を訴えた。しかし陪審は検察側の立証を認めた。

評決では、主要人物が8件の殺人や5件の誘拐などで有罪、もう1人が2件の殺人と2件の誘拐、最後の1人は1件の殺人と銃器関連犯罪で有罪となった。一方、起訴対象となっていた殺人事件のうち2件については有罪評決に至らなかった。量刑言い渡しは11月10日に予定されている。

MS-13は1980年代にロサンゼルスでエルサルバドル系移民らによって結成され、その後、中米各国に勢力を拡大した。殺人や恐喝、薬物犯罪などを繰り返す凶悪組織として知られ、米当局は組織壊滅に向けた取り締まりを強化している。今回の有罪評決はその取り組みを象徴する司法判断と位置付けられている。

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