◎回答者の38%が女性大統領の誕生を良いことと回答。否定的な14%を上回った。
ハリス米副大統領(左)とトランプ前大統領(AP通信)

ABC/ワシントン・ポスト/イプソスが18日に公表した最新の世論調査によると、ハリス(Kamala Harris、59歳)副大統領の支持率はトランプ(Donald Trump、78歳)前大統領を上回っているものの、経済全般とインフレ対策ではトランプ氏が大きなリードを保っている。

全成人の支持率はハリス氏とワルツ(Tim Walz)氏が50%、トランプ氏とJ・D・バンス(JD Vance)上院議員が45%となっている。

登録有権者の場合はハリス陣営が51%、トランプ陣営が45%。

投票に行く可能性が高い有権者ではハリス陣営51%、トランプ陣営45%となっている。

ハリス氏が大統領にふさわしいと考える人は53%、トランプ氏は47%であった。

バイデン(Joe Biden、81歳)大統領はこれらの項目でトランプ氏にリードを許していた。

「健康的に職務を務めることができる」という質問については、ハリス氏が56%、トランプ氏が26%となり、大差がついた。

バイデン氏はこの質問でもトランプ氏に30%以上のリードを許していた。

「大統領に必要なメンタルを持っているか」という質問についても、ハリス氏がトランプ氏を9%リードしている。

回答者の38%が女性大統領の誕生を良いことと回答。否定的な14%を上回った。残り47%は「どちらでもよい」「違いはない」と回答している。

女性回答者の40%が女性大統領を良いことと回答、男性は35%であった。

一方、トランプ氏は経済全般とインフレへの対応でハリス氏を9%リードしている。バイデン氏が相手の時点でもほぼ同じ差をつけていた。

85%以上の成人がこの2項目を大統領選の最大の争点と位置づけた。

移民問題への対応について、トランプ氏がハリス氏に10%の差をつけている。7月調査はトランプ氏14%リードであった。

ヘルスケアとどちらが民主主義を守れるかという項目ではハリス氏が6%のリード。犯罪と安全保障は拮抗している。

複数の現地メディアによる最新の世論調査はハリス氏が37~50%、トランプ氏が38~50%。激戦州の支持率も拮抗している。

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