◎バイデン氏に対する有権者の疑念が献金者の熱意を冷ましていたものの、民主党は候補を入れ替えることで、トランプ氏が築いてきた資金調達の優位性を覆すことに成功した。
ハリス米副大統領(Getty Images)

ハリス(Kamala Harris)副大統領は6日、先月の選挙資金調達額が3億6100万ドルとなり、トランプ(Donald Trump)前大統領が同じ期間に集めた額の2倍以上に達したと発表した。

トランプ陣営は4日、同じ期間に1億3000万ドルを集めたと発表していた。

ハリス陣営は選挙日までのラストスパートに向けて4億400万ドルを手元に残したという。

ハリス陣営の莫大な資金は選挙戦の最後の2ヶ月間、3億7000万ドルの有料メディア活動や、激戦州の310以上の事務所に散らばる2000人以上の現場スタッフの人件費に充てられる。

ハリス氏の7月の調達額は3億1000万ドル。その大半がバイデン(Joe Biden)大統領が選挙戦から撤退した後に集まったものだ。

バイデン氏に対する有権者の疑念が献金者の熱意を冷ましていたものの、民主党は候補を入れ替えることで、トランプ氏が築いてきた資金調達の優位性を覆すことに成功した。

ハリス陣営は声明で、「ハリス氏はわずかな期間で、歴史に残るような広範で多様な連合を結集させた。選挙戦も終盤に差し掛かり、私たちは集めた資金をすべて、この選挙を決める有権者の勝利のために使う」と述べた。

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