米コーネル大学の集団性的暴行疑惑、2027年度末までフラタニティのパーティー禁止
原告は2024年11月、事件発生から約3週間後に警察へ被害を申告した。
.jpg)
米ニューヨーク州イサカのコーネル大学は13日、学生社交クラブ「フラタニティ」の施設内で開かれるパーティーや社交行事を、2026~27学年度末まで禁止すると発表した。2024年に学内のフラタニティ施設で集団性的暴行を受けたとする元女子学生の訴えを受け、大学の安全対策と事件への対応に批判が高まっていた。学長は声明で、フラタニティの活動を安全に継続できるかどうかを含め、運営体制を全面的に検証する方針を示した。
訴えを起こした元学生は身元を公表していない。原告は2024年11月、事件発生から約3週間後に警察へ被害を申告した。訴状によると、同大学のフラタニティ施設で薬物を投与されたうえ、複数の男性から性的暴行を受けたとしている。原告は関係する男性7人と大学を相手取り、民事訴訟を起こした。
一方、訴訟で名指しされた7人は全員、違法行為を否定している。現時点で刑事裁判には至っていないが、ニューヨーク州司法長官による調査が続いている。
大学は今回の措置に加え、被害を申告した学生らを支援する職員を増員し、性的暴行の申告についてニューヨーク州警察を捜査に関与させる方針も明らかにした。また、禁止措置に違反してパーティーを開催した団体には、活動停止処分を科すとしている。学長はこの問題について、遺憾の意を表明し、学内で女性が安全を疑問視している現状を重く受け止めると述べた。
大学の対応をめぐっては、教職員による学長の不信任決議案の審議も予定されており、大学運営への批判が強まっている。今回の措置が学生の安全確保と大学への信頼回復につながるかが焦点となる。
