◎マスク氏は以前、AI開発を一時停止し、この分野には規制が必要と表明していた。
2022年3月22日/ドイツのテスラ工場、イーロン・マスクCEO(Patrick Pleul/ロイター通信)

ツイッター社のマスク(Elon Musk)CEOが12日、人工知能(AI)スタートアップの設立を発表した。

新会社は「xAI」と名付けられ、対話型AI「チャットGPT」のオープンAIやグーグルのような企業で働いていたエンジニアが参加する予定だ。

マスク氏は以前、AI開発を一時停止し、この分野には規制が必要と表明していた。

同氏はツイッターに声明を投稿。「このスタートアップは現実を理解するために設立された」と書き込んだ。

この企業の資金規模、具体的な目的、どのようなAIに焦点を当てるかどうかは不明である。

同社のウェブサイトによると、xAIの目標は「宇宙の真の姿を理解すること」だという。

同社は14日にツイッタースペースでチャットを開催する予定。その目的や目標の詳細を明らかにするかもしれない。

マスク氏はオープンAIの支援者のひとりであり、チャットGPTの開発を支援した。

しかし、マスク氏とオープンAIの関係は悪化している。同氏はチャットGPTが左側に傾き過ぎていると批判した。

マスク氏は2月、チャットGPTを批判し、「私たちは真実を伝えるトゥルールGPTを必要としている」とツイートした。

マスク氏はチャットGPTの運営体制やマイクロソフト社との密接な関係にも懸念を示している。

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