ケニア16人死亡女子高寮火災、生徒9人を殺人罪で起訴へ
火災は5月28日未明、リフトバレー州ナクル郡ギルギルにある女子校の寮で発生した。
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ケニアの検察当局は23日、中部ナクル郡の女子高寮で発生した火災について、放火に関与した疑いがある生徒9人を殺人罪で起訴する方針を明らかにした。この火災では生徒16人が死亡、79人が負傷した。
火災は5月28日未明、リフトバレー州ナクル郡ギルギルにある女子校の寮で発生した。この寮では約200人の生徒が寝泊まりし、就寝中に出火したため被害が拡大した。捜査当局によると、容疑者たちが寮出口付近のマットレスに火を付けたことが出火原因とみられている。火は短時間で燃え広がった。
当時、非常口が開放されておらず、生徒たちは一つの出入口からしか避難できなかったという。逃げ遅れた生徒が相次ぎ、一部は窓から飛び降りて脱出を試みた。こうした安全管理上の問題も被害を拡大させたとみられている。
逮捕された9人は現在も勾留中で、検察当局は21日間の捜査期間を経て殺人罪での起訴の準備を進めている。9人はいずれも未成年であるため、法廷手続きは慎重に進められる見通しだ。放火の動機は明らかになっていないが、一部報道では学校運営や試験日程の変更に対する不満が背景にあった可能性も指摘されている。
この事件を受け、教育省は同校の校長を停職処分とし、防火基準の順守状況について調査を進めている。また、全国の学校に対する安全点検も強化した。ケニア赤十字によると、今年に入ってから同国では少なくとも37件の学校火災が発生し、教育現場の安全対策が大きな課題となっている。
ケニアでは過去にも学校で大規模火災が発生している。2001年にはマチャコス郡の中等学校で寮が放火され、67人が死亡した。さらに2024年にも寄宿学校火災で21人の生徒が命を落とした。今回の事件は老朽化した施設や不十分な防火設備、過密な寮環境など、長年指摘されてきた問題を改めて浮き彫りにした。犠牲となった16人の生徒を追悼する式典では、遺族や地域住民から真相解明と再発防止を求める声が相次いだ。
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