着陸態勢の旅客機に花火接触か、米デルタ航空が報告、ケガ人なし
デルタ航空1076便は4日、ジョージア州アトランタを出発し、イリノイ州シカゴ・ミッドウェー国際空港へ向かっていた。
.jpg)
米独立記念日の7月4日夜、デルタ航空の旅客機がシカゴ近郊への着陸進入中、高く打ち上げられた花火と接触したとみられる事案が発生した。機体はそのまま無事着陸し、乗客や乗員にケガはなかったものの、連邦航空局(FAA)が詳しい経緯について調査を開始した。
デルタ航空1076便は4日、ジョージア州アトランタを出発し、イリノイ州シカゴ・ミッドウェー国際空港へ向かっていた。乗客52人と乗員6人を乗せたエアバスA319型機は4日の午後8時30分ごろ、高度約200~250フィート(約60~75メートル)を飛行していた際、大きな衝撃を受けたという。
航空管制との交信記録によると、操縦士は「打ち上げられた花火が機体に当たった」と報告したうえで、「大きな音がした。地上で点検する必要があるが、花火が下で破裂しただけであることを願っている」と説明。そのまま着陸態勢に入り、無事滑走路に降り立った。
デルタ航空は着陸後に整備士が機体を点検した結果、損傷は確認されなかったと発表した。また、乗客乗員にケガはなく、運航への影響も最小限にとどまったとしている。
一方、当時の航空管制の交信では、管制官が「同様の報告が複数寄せられている」と操縦士に伝え、シカゴ市当局も状況を把握していると説明する場面が記録されている。ただし、FAAは他の航空機でも花火による接触や影響が実際に発生したかについては現時点で確認しておらず、詳細は明らかになっていない。
米国では独立記念日に全土で花火大会や個人による打ち上げ花火が行われるが、空港周辺では航空機の離着陸に影響を及ぼす危険性が指摘されている。今回の事案は重大事故には至らなかったものの、安全管理の在り方が問われることになりそうだ。FAAは交信記録や機体の点検結果などを基に、花火との接触の有無や発生原因について調査を進める方針である。
