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米共和党のグラム上院議員死去、実妹が残り任期務める、11月補欠選挙へ

グラム氏は7月11日、大動脈解離のため71歳で死去した。
米共和党のグラム上院議員(Getty Images)

南部サウスカロライナ州のマクマスター(Henry McMaster)州知事は13日、急逝した共和党のグラム(Lindsey Graham)上院議員の残り任期を務める後任として、実妹のダーライン・グラム・ノードン(Darlene Graham Nordone)氏を任命した。ノードン氏は来年1月まで上院議員を務める見通しで、同州初の女性上院議員となる。

グラム氏は7月11日、大動脈解離のため71歳で死去した。2003年から連邦上院議員を務め、外交・安全保障分野で共和党を代表する有力議員として知られたほか、上院司法委員会や歳出委員会などでも重要な役割を担っていた。突然の訃報を受け、州法に基づき知事が暫定的な後任を指名することとなった。

ノードン氏は州政府機関で勤務した経験を持ち、障害者の就労支援などに携わってきた。また、兄の政治活動を長年支え、2015大統領選への出馬表明では演説の場にも立つなど、公私にわたり深い関係を築いていた。両親を幼い頃に亡くした兄妹は強い絆で結ばれており、グラム氏は20代前半で妹の法的保護者となって育てた経緯がある。

任命にあたりノードン氏は、「兄がサウスカロライナ州と米国のために成し遂げようとした仕事を引き継ぐことは大変な名誉であり、残された任期を誠実に務めたい」と述べた。

マクマスター氏は、州民への長年の奉仕とグラム氏の功績をたたえ、その遺志を尊重する人選だと説明した。今回の人事はトランプ(Donald Trump)大統領が知事に対しノードン氏の起用を支持する考えを示した後に正式決定された。

ノードン氏の就任はあくまで暫定措置であり、今年11月の補欠選挙で選ばれる新たな上院議員が来年1月に就任する予定だ。共和党ではメイス(Nancy Mace)下院議員やノーマン(Ralph Norman)下院議員ら複数の有力候補の出馬が取り沙汰されており、8月の予備選が注目される。

一方、民主党も対抗馬を擁立する予定だ。共和党が優勢とされる州ではあるが、グラム氏の急逝によって生じた議席を巡る争いは、今後の上院勢力にも一定の影響を与える可能性がある。

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