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米ミシガン州でサイクロスポーラ症流行、感染者2600人超える

州保健当局によると、感染者は州南東部を中心に広がり、これまでに40人以上が入院したものの、死亡例は確認されていない。
腸管寄生虫のイメージ(ABCニュース)

ミシガン州で腸管寄生虫による感染症「サイクロスポーラ症(Cyclosporiasis)」の感染者数が急増し、州保健当局は13日、報告患者数が2600人を超えたと発表した。例年、州内で確認される患者は年間約50人程度にとどまることから、過去に例のない大規模な集団感染となっている。

州保健当局によると、感染者は州南東部を中心に広がり、これまでに40人以上が入院したものの、死亡例は確認されていない。感染源については現在も調査が続いているが、特定には至っていない。食品や流通経路をたどる追跡調査も実施されているものの、感染者が摂取した食品が多岐にわたるため、原因究明は難航している。

サイクロスポーラ症は汚染された水や食品を介して寄生虫が体内に入り発症する感染症で、ヒトからヒトへ直接感染する可能性は極めて低いとされる。特に生野菜やハーブ、ベリー類など加熱せずに食べる農産物が感染源となる事例が過去にも報告されている。主な症状は水様性の下痢で、腹痛や吐き気、食欲不振、倦怠感、体重減少などを伴うことがある。適切な治療を受けなければ数週間から1か月以上症状が続く場合もある。

今回の感染拡大を受け、州当局は飲食店や食品事業者に対し、生鮮野菜の洗浄や衛生管理を徹底するよう要請している。また、消費者に対しても、果物や野菜を流水で十分に洗浄し、下痢などの症状が続く場合は速やかに医療機関を受診するよう呼び掛けている。サイクロスポーラ症は抗菌薬による治療が有効で、早期の診断と治療が重症化防止につながる。

疾病対策センター(CDC)はサイクロスポーラ症について、毎年春から夏にかけて米国内で散発的に発生するものの、今回のミシガン州の患者数は異例の規模だとしている。他州でも感染報告は出ているが、これほど集中的な流行は珍しく、関係機関が感染源の特定と拡大防止に向けた調査を続けている。

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