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米NYセントラルパーク、観光馬車の運行を一時停止、死亡事故受け

事故は6月17日、セントラルパーク内で発生した。
2026年6月17日/米ニューヨーク州セントラルパーク、横転した馬車(ABCニュース)

ニューヨーク市のセントラルパークで運行されている観光用馬車が一時的に運行を停止した。インドから家族旅行で訪れていた18歳の男性観光客が事故で死亡したことを受け、安全対策の見直しが行われるためだ。

事故は6月17日、セントラルパーク内で発生した。報道によると、観光用馬車に乗っていたインド人観光客の18歳男性が家族とともに観光を楽しんでいた際、馬車を引いていた馬が突然暴走した。運転手は家族写真を撮影するため一時的に馬車から離れており、その間に馬が驚いて走り出したとされる。

暴走した馬車から母親が転落し、マハジャンさんは母親を助けようとして馬車から飛び降りた。その際に頭部を強く打ち、病院へ搬送されたものの翌日に亡くなった。死因は外傷によるもので、当局は事故死と認定している。AP通信によると、セントラルパークで150年以上続く馬車営業の歴史の中で、利用客が事故により亡くなったのは初めてとみられている。

事故後、馬車業界を代表する労働組合は深い哀悼の意を表明するとともに、運行を一時停止した。組合は「言葉では表せないほどの悲劇」とした上で、馬の管理方法や運転手の安全手順を全面的に見直す方針を示した。報道によると、運転手が馬車を離れて写真撮影を行った行為は業界の規則に反する可能性があり、事故原因について調査が進められている。

今回の事故を受け、動物愛護団体や一部の政治家からは、セントラルパークの馬車営業そのものを廃止すべきだとの声が改めて高まっている。ニューヨーク市では以前から馬車観光をめぐり、動物福祉や安全性の観点から賛否が分かれていた。近年も馬の死亡事故や暴走事例が報告されており、業界への監視強化を求める意見が続いていた。

一方で、馬車観光はニューヨークを象徴する伝統的な観光資源として知られ、多くの観光客に親しまれてきた。業界関係者は全面禁止ではなく、安全対策の強化や運転手教育の徹底によって営業継続を目指す考えを示している。今後の調査結果と安全対策の内容次第では、馬車観光の存続をめぐる議論がさらに活発化する可能性がある。

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