◎事件は9月25日に発生。20歳のナサニエル・マクガイアがIEDとみられる物体を建物内に投げ込み、爆発させた。
2024年9月25日/米カリフォルニア州サンタマリア、爆発物が投げ込まれた裁判所前(ロイター通信)

カリフォルニア州サンタマリアの地方裁判所にIED(即席爆発装置)とみられる爆発物が投げ込まれ、5人が負傷した事件について、捜査当局は1日、容疑者が放火罪で追起訴されたと明らかにした。

事件は9月25日に発生。20歳のナサニエル・マクガイア(Nathaniel McGuire)がIEDとみられる物体を建物内に投げ込み、爆発させた。

サンタバーバラ郡検察は殺人未遂、爆発物所持・使用、銃器所持など、10件の罪で容疑者を起訴していた。

捜査当局によると、検察は今週、サンタマリア郊外の山林で発生した3件の山火事に容疑者が関与しているとして、3件の放火罪で追起訴したという。

容疑者は昨年7月に銃を不法所持した疑いで逮捕され、同裁判所で罪状認否が行われることになっていた。

容疑者が投げ込んだ爆発物により5人が負傷。全員が病院で手当てを受け、退院した。

容疑者はこの裁判所で働く副保安官を爆弾で殺害し、それから自分の車に戻って銃を取り、再び建物に戻って裁判官を殺すつもりだったと証言したと伝えられている。

容疑者は爆発物を投げた後、近くに駐車していた車に戻る途中、取り押さえられた。

警察によると、容疑者は拘束直後、「政府に銃を奪われた、みんな戦え、立ち上がれ、反乱を起こせ」と叫んだという。

警察は容疑者の自宅を家宅捜索し、ライフル、弾薬、爆弾とみられる物体、花火、火炎瓶10個を押収したとしている。

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