米捜査当局がテイト兄弟を逮捕、イギリス当局の要請受け
英国検察庁(CPS)はベッドフォードシャー州警察による捜査の結果、新たに4人の被害申告者に関する証拠が得られたとして起訴内容を拡大した。
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米南部フロリダ州マイアミで18日、イギリスと米国の二重国籍を持つインフルエンサーのアンドリュー・テイト(Andrew Tate、39歳)容疑者と弟のトリスタン(Tristan Tate、36歳)容疑者が逮捕された。英国検察当局が新たな性犯罪や人身売買に関する起訴内容を公表し、イギリスへの身柄引き渡しを求めたことを受けた措置である。
英国検察庁(CPS)はベッドフォードシャー州警察による捜査の結果、新たに4人の被害申告者に関する証拠が得られたとして起訴内容を拡大した。アンドリュー容疑者には新たに強姦7件、人身売買3件、暴行3件に加え、児童のわいせつ画像や過激なポルノ画像に関連する19件の罪が追加された。一方、トリスタン容疑者には強姦2件、性的暴行1件、人身売買3件などが加えられた。これにより、兄弟がイギリスで直面する訴因は合計59件に上る。
英当局は2025年に起訴した既存の事件と合わせて審理を進めるため、米国に対し正式な身柄引き渡しを要請している。今後はフロリダ州の裁判所で引き渡し要件が審査され、認められた場合は最終的に米政府が引き渡しの可否を判断する見通しである。
テイト兄弟はすべての容疑を否認しており、代理人を通じて「政治的な動機に基づく不当な訴追であり、法制度の乱用だ」と主張している。現時点で捜査当局は逮捕の詳細についてコメントしていない。
兄弟は元キックボクサーで、男性優位主義的な発言や高級車、豪邸などを誇示する投稿で知られ、多数のSNSフォロワーを獲得してきた。一方で女性蔑視的な発言などが問題視され、一部の主要SNSからアカウント停止処分を受けている。
また兄弟は2022年以降、ルーマニアでも人身売買や性的搾取などを巡る捜査・訴追の対象となってきた。ルーマニアの事件では手続き上の問題から起訴内容の見直しが行われたが、地元当局による捜査は続いている。今回の逮捕により、イギリス、ルーマニア、米国の3カ国にまたがる一連の法的手続きは新たな局面を迎えた。
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