SHARE:

アフガン人被告に禁錮20年、カブール空港自爆テロへの関与めぐり 米バージニア地裁

検察はシャリフラ被告がISIS-Kの構成員として空港までの経路を事前に偵察するなど、攻撃につながる活動を行ったと主張した。
2021年8月26日/アフガニスタン、首都カブールの国際空港近く、自爆テロに巻き込まれた人々(Storyful/AliHassani/ABCニュース)

バージニア州の連邦地裁は16日、2021年8月にアフガニスタン・カブールの空港で起きた自爆テロに関連し、過激派組織「イスラム国(IS)」系組織を支援したとして有罪となったアフガン国籍のモハメド・シャリフラ(Mohammad Sharifullah、28歳)被告に禁錮20年を言い渡した。

事件は2021年8月26日、米軍がアフガンからの撤退に伴う退避作戦を進めていた際に発生した。カブールのハミド・カルザイ国際空港のゲート付近で、IS系組織「ISIS-K(イラクのイスラム国家とレバント)」の自爆犯が爆発物を起爆し、米兵13人と約160人のアフガン人が死亡した。ISIS-Kは攻撃への関与を認めている。

検察はシャリフラ被告がISIS-Kの構成員として空港までの経路を事前に偵察するなど、攻撃につながる活動を行ったと主張した。一方、連邦陪審は2026年4月、被告がISIS-Kへの物的支援を提供したことについては有罪としたものの、空港攻撃に被告の共謀行為が直接つながったかどうかについては意見が一致せず、この点では結論を出せなかった。

このため、被告は空港攻撃そのものの実行犯として有罪になったわけではない。弁護側は、被告がISIS-Kの指導者ではなく、空港爆破事件に直接関与したことを裏付ける証拠は不十分だと主張し、17年の刑を求めていた。検察側は20年を求刑していた。

裁判では判事が被告を厳しく批判したほか、事件で子どもを失った米軍関係者の遺族らが法廷で意見を述べた。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ