米国で銃乱射事件相次ぐ、9人死亡、負傷者60人超
相次ぐ銃撃事件は、米国社会で深刻化する銃犯罪の実態を改めて浮き彫りにした。
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米国各地で週末に少なくとも9件の銃乱射事件が相次ぎ、計9人が死亡、60人以上が負傷した。事件はコロラド州、デラウェア州、メリーランド州、ノースカロライナ州、オクラホマ州、アリゾナ州、テネシー州、ミネソタ州で発生し、各地の捜査当局が事件の経緯や動機について調べている。相次ぐ銃撃事件は、米国社会で深刻化する銃犯罪の実態を改めて浮き彫りにした。
犠牲者が最も多かった事件はミネソタ州で発生。2つ銃撃事件が起き、複数の死傷者が出た。また、アリゾナ州ツーソンでは飲食店近くで銃撃があり、9人が負傷した。警察は現場から逃走した容疑者を発見し、警察官による発砲の末に身柄を確保した。事件は知人同士の対立が発端となった可能性があるとみられている。
このほか、コロラド州やデラウェア州、メリーランド州などでも公共の場や住宅街で銃撃事件が相次ぎ、多数の負傷者が搬送された。事件ごとに背景や状況は異なるものの、短期間に複数の州で大規模な銃撃事件が発生したことから、治安当局は警戒を強めている。現時点で複数の容疑者が容疑者が逃走中で、動機が判明していないケースもある。
米国では一般的に4人以上が撃たれた事件を「マスシューティング(銃乱射事件)」と呼ぶ。こうした事件は近年頻発しており、銃規制の強化を求める声と、憲法で保障された武器所持の権利を重視する立場との対立が続いている。銃による暴力を記録する団体などは、今年も多数の銃乱射事件が発生していると指摘し、週末だけで9件もの事件が起きたことは異例の事態として受け止められている。
今回の一連の事件を受け、各州の自治体や警察は住民に対して捜査への協力を呼びかけるとともに、現場周辺の警備を強化している。銃犯罪の抑止策をめぐる議論も再び活発化するとみられるが、政治的な立場の違いから法改正は容易ではない。週末に相次いだ悲劇は多くの市民に衝撃を与え、米国社会が抱える銃暴力問題の深刻さを改めて示す結果となった。
